2026/04/17 00:10

知れば知るほど愛らしくて、好きになる「貝殻の魅力」

【 Point.1|自然素材 】

 Ⅰ.どれもが唯一無二

同じ種類の貝でも生息場所や年齢などによって大きさや形、色合いなどに個性があります。

全く同じ個体は存在しないので、どれもが世界に一つの存在です。

▼どれも同じコアッキガイ。角の付き方や大きさに違いがあります

▼関連作品はこちら


 Ⅱ.人工物にはない安らぎのある質感

木材や石と同様に触れるとどこか安らぎを感じるのは自然素材ならでは。

艶や輝き、ひんやりした質感など実物をじっくり見て触れて癒されてくださいね。

▼「きらきら」「ひんやり」貝殻そのものの質感を特に楽しめます。

【 Point.2|個性豊か 】

 Ⅰ.10万種以上、空中以外ならどこにでもいると言われている

世界最大の貝、オオジャコガイは殻の長さが1m以上にもなります。一方、成貝で1mm以下のものも。

▼イベント出展ではオオジャコガイの仲間のシャコガイを器として使用しています(右端)

【 Point.3|自然の造形美 】

唯一無二の天然素材でありながら個性豊かでバリエーション豊富な貝殻。

古代からコレクションの対象とされ既に古代エジプトでその痕跡が残されています。

中世ヨーロッパでは貴族の趣味や権威の象徴として貝殻がコレクションされていました。


Ⅰ.シルエットの造形美

棘や肋(波型の隆起)などは貝殻ならではの美しいシルエットです。

Ⅱ.色彩の造形美

貝殻は色も模様もバリエーション豊か。

例えば温暖な海に住む「ヒオウギガイ」では同じ種類でも紫や赤、黄色といった色味があります。

▽どれも天然色のヒオウギガイ。稚貝の頃から色や模様も個性が豊か。

Ⅲ.構造色の造形美(真珠層)

体内の異物を核とし、そのまわりを外套膜の分泌物で覆ったものが真珠。

真珠を作り出す「母貝」によって色や形も様々です。真珠母貝(マザーオブパール)の殻の内側には真珠と同様に輝く真珠層があることから貝ボタンなどの装飾品としても活用されてきました。

▼真珠母貝のアクセサリー

また、日本では漆工芸での螺鈿細工素材として活用され、その技術は奈良時代に唐から伝来しました。

倉院の宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」にもヤコウガイの螺鈿細工が施されていることが有名です。

▼国立科学博物館「貝類展」での貝ボタンと螺鈿細工の展示(2024年12月)

▼パウアアバロン(ヘリトリアワビ)も螺鈿細工の素材としてよく活用されています。